駄倉塚古墳は狛江駅北口からバスロータリーを挟んで徒歩1〜2分、みずほ銀行狛江支店の裏にあります。
そんな高立地条件のためと言うべきか、そのワリにと言うべきか、昭和35年(1960年)の調査時にはすでに大きく削られていたそうで、現在残されたのは全体の1/3ほどです。
しかも平成5年(1993年)の発掘調査時まで、古墳という確証もなかったそうなのです。このときの調査により周溝が確認され、この周溝から円筒埴輪が発掘されたために古墳だということが確認されたそうです。
直径約40mの円墳で、5世紀後半の築造と推定されています。
裏手のビルの脇を進むと、この古墳に通じる通路があります。
そして古墳の階段を登ると…
祠があります。
そして、よく見ると祠の左奥に更に階段があります。
こちらを登ると…
『征清戦死招魂碑』と書かれた鎮魂碑が建っています。
現存する狛江古墳群の古墳のなかでは一番賑やかな場所にある古墳ではないでしょうか?
駅近の高立地ですが、壊されることなく末永く残して欲しいですね。